2013年3月31日日曜日

Kaki King@Bill Board Tokyo




花粉が猛威をふるう3月10日。

ギタリスト Kaki King(カーキ・キング)の

来日公演を観にビルボードへ。

今年デビュー10周年のカーキ。

生演奏は初めて観ました。



身も心もギターと一体化したような存在感。

彼女自身が"Kaki King"という音楽でした。



曲と曲の合間のおしゃべりもチャーミング。

チューニング中、じっと(しーんと)カーキを魅入る日本人に対して

「日本の皆さんのその静けさが好きよ。外国じゃそうはいかないわ!」

みたいなことを言ってました。

(日本人はただシャイなだけなような気もしますが…。)



おしゃべりもひょうひょうとしてるんですが、

ふとした表情やしぐさの中に、

観る人を楽しませるやさしさや

心の気づかいなどを感じました。




高円寺でブーツを買ったらしく、ご機嫌なカーキ。

そのブーツを踏みならしながら演奏した「Cargo Cult」、

日本の琴の音色からインスパイアされたという「Bowen Island」など、

昨年リリースされた「Glow」からの楽曲が多めのセットリスト。

アンコールにも応えて大満足のうちにライブは幕を閉じました。

  

巧みなライトハンド奏法や、

パーカッシブにギターを叩きながらの演奏。



これらは彼女らしさの特徴としてよく語られます。

その技術の精巧さやインパクトもすばらしいのですが、

それらをさりげない表情でさらりとこなしてしまう。



楽曲の持つ情緒や「音の楽しさ」を

淡々と(けれど内なる熱情を秘めて)表現する姿が

心を打ちました。





そんな彼女と終演後に握手を交したのですが、

アグレッシブな演奏で知られるカーキは

思ったよりもずっと小柄な方でした。



素敵な夜をありがとう。
また日本に来てくださいね。










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